自分事として状況を判断することの大切さ

日々のこと

新年のご挨拶がだいぶ遅くなってしまいました。
富山の整理収納アドバイザーの植木あきです。今年もよろしくお願いいたします。

この度の能登半島地震で被害に遭われた方々へ心よりお見舞い申し上げます。1日でも早く「のどかな能登」に戻れるますように。1日でも早く心穏やかな生活に戻れますように…心からお祈り申し上げます。


2024年1月1日。普段と違う何かを感じていたのか、愛犬ノアは朝からずっと窓の外を眺めていました。

富山県でも今まで体験したことがない大きな揺れでした。私の地元でもある石川県。テレビで被災地の状況を目にするたびに、胸の奥がギュッと締め付けられたような気持ちでいっぱいになります。

富山市内でも震度5の地震。我が家は食器棚の引き出しが開く程度で大きな被害はありませんでした。幸いにも実家の両親も金沢市内に住んでいるため大きな被害はありませんでした。

石川・富山に住んでいる方は、今まで大きな地震を体験することがほとんどなかったのではないかと思います。

日頃から防災セミナーを受講したり、整理収納と関連づけてお伝えする場面もありましたが、今回の地震を体験して、いかに「自分事」として受け止めていなかったかを気づかされました。

備えてあることで安心しきって、実際の行動と結びついていない。(猛反省中です…)

普段ならすぐに状況判断できそうなことでも、「えっ?えっ?何?」と思っている時にもう大きな揺れですから…。

備えすら、頭から消えています。。。

そして家族みんながパニックになる中、私は「ちょっと待って」とスマホを手にしてフリーズ😓

「待て待て💦この緊急事態の時に私は何をスマホから調べようとしてる???」

若干、スマホ依存になっていたことに愕然としてしまいました😔

よく考えなくてもわかりそうなこと。この緊急事態時、みんな大変だーっと言っている時に誰が情報をアップできる?誰が現状を正確に伝えることができる?

今だからわかるのは、「逃げてください!」「津波が到達しています!引き返さないでください。逃げてください!」とテレビから流れてくる情報は、自分達がおかれている場面において正確に判断することは難しいということ。

我に返った瞬間、スマホを置いて防災ファイルを片手に防災マップをみんなで確認しました。
そして夜、余震がまだ続いていましたが、いつもどおりの夕飯を作りました。娘が大好きな味噌汁は心をホッとさせてくれたみたいで「いつもどおり」の大切さを改めて実感しました。

いつもどおりが一番と思って作った夕飯

今回の富山市内の震度だと、商業施設内ではガラスが割れる、天井が落ちるなどの被害が多かったようですが、家庭内では積み重なったモノがなだれを起こす、食器や陶器などが割れてケガをするなどの被害もあったのではないでしょうか。

能登地方の被害とは比べものになりませんが、現状復帰の傷は小さい方がいいですよね😌

いざという時に家族や自分を助ける「整理収納」を取り入れていくご家庭が増えてほしいと切に願うとともに、これからも自分の役割を果たしていくことの大切さを強く感じています。


今回、仲良くさせて頂いている先輩アドバイザーの方々に、自身の安否のお知らせが遅くなってしまいました。気持ちが前に向かず、こうやってブログを書くことにも抵抗があったためです。

現在は少しずつですが、色々なことを前向きにとらえることができている状況になってきました😌また突然「おしゃべり会しましょう~♪」と声をかけることがあると思いますが、その際はぜひお付き合いしていただけると幸いです🙇‍♀️

自身の活動についても、今後ものんびりペースではありますが、整理収納を通じて困っている方のお役に立てれるよう頑張っていきますので、温かく見守っていただけると嬉しいです💖

それでは…被災されている方々が少しでも笑顔になれる瞬間がありますように🙏😌